Japan’s Blessed Nature / 日本の小さな自然

 Nani goto no, owashi masu kawa, shirane,domo, katajike,nasa,ni, namida koboruru

(Although I can’t know what is present, I feel so grateful and blessed, I just can’t help the tears in my eyes.)

 The forest of Jingu makes you feel so refreshed and revived, for some unknown reasons, walking in the cool and fresh air among the trees.  Not only in the forest of Jingu but also in the nature scenes that surround, we can feel some presence or energy radiates from animals, rocks and water.  Just like Saigyo stated, something is present.

Japanese people have cherished nature as multitudinous gods.  The origin of Shintoism of Japan is animism, the view that mountains, rivers, grasses, and trees possess spiritual essence.  Put simply, Shintoism is a belief in the presences of gods in nature.  Whether they are aware or not, the attitude of Shintoism is integrated into the heart of the Japanese people.

Here I would like to introduce some little scenes I captured from nature around Japan.    Also, there are some nature scenes that are not entirely natural, that people have helped grow from time to time. 

 With gratitude for the blessings of nature in my heart, I try to shoot these scenes cordially and courteously.

平安時代末期から鎌倉時代の僧侶、西行が
伊勢の神宮を訪れた際に、その神域の荘厳さに感動して読んだという
有名な歌があります。なにごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる

(どなたさまがいらっしゃるのかよくはわかりませんが、
おそれ多くてありがたくて、ただただ涙があふれ出て止まりません)

神宮の森は、実際に足を踏み入れてみると
何か分からないけれど、樹々が発する清涼な空気に、
心身が洗われるような心地になるところです。

神宮の森に限らず、
私たちの身近な自然の小さな風景の中にも、
そこに「なにごとのおはします」と感じるような
動植物達や岩石や水が発する
何か特別の気配やエネルギーのようなものを感じます。

日本人は、昔から、そんな自然を八百万の神々として、
大切にしてきました。

日本の神道の起源は、
山川草木に神々が宿ると考える
アニミズムです。

つまり、神道は、
自然の中に神々を感じた信仰です。
意識する、しないに関わらず、
私たち日本人の心の中に、神道の考え方は溶け込んでいます。

ここでは、日本の自然の中から切り取った
小さな風景をご紹介します。
また、本当の自然のものだけではなく、
人が自然と関わりながら手を加えてできた風景もあります。

自然の恵みに感謝しながら、
その姿を丁寧に撮影したいと思っています。