column「稲作と神道と日本人」

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(一つ前の記事のつづきです。)

皇居の宮中三殿賢所の隣に、
天皇陛下が魚類の研究をされる
生物学研究所があり、
その庭には、小さな水田があります。
(撮影禁止なので、お見せすることができません。)

この水田では、陛下の手により、お田植えをされています。
刈り取った稲穂は、神嘗祭などの宮中祭祀の際に
用いられるそうです。

ここで、稲作を陛下みずからなさることも、
五穀豊穣のお祈りなのだそうです。
天皇陛下は、日本における神職の最高位であり、
常に私たち国民のために、祈りをささげておられます。

昨年の10月に、勤労奉仕に参加した際には、
この稲を陛下が実った稲を刈り取られる
準備をさせていただくという、
大変貴重な経験をさせていただきました。

ところで
稲作と神道は、深い関係があります。
私たちは神社のお祭りをつうじて、
自然の恵みに感謝をして、稲がたくさん実って、
衣食住困ることなく、豊かに平和に暮らせるように
というお祈りをします。

お正月は、皆、神社に初詣に行きます。
神道は、あまりにも身近で、私たちの生活に密着しているので、
普段、改めて考えることがないですが、
お正月くらいは、日本人と神道について改めて意識してみるのもいいものです。

神社本庁のホームページの解説が、
とても分かりやすくまとめられています。

http://www.jinjahoncho.or.jp/izanai/

この解説を読んでみて、長年、植物を主に撮っている私が、
どうして神道に深い興味を持つようになったのか再確認できました。

私の仕事の撮影も、どこかで
「植物と人間の関係」というテーマと繋がっています。

日本で風景や植物の写真を撮るときに、
神道の考え方は、切っても切れないものだと思います。