古事記を読んでみましょう。

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古事記を読みました。

古事記は、世界の創世から、日本の国の成り立ち、
皇室の由来が記された、国家が編纂した歴史書です。

古事記が記されたのと同時期に、同様の国家編纂の歴史書として
「日本書紀」が有名で、この2つを合わせて「記紀」といいます。

なぜ、同じに時期に2つの歴史書が出来たのかというと、
古事記は日本国内向け、日本書紀は海外向け、
つまり当時の中国向けに書かれたものだからです。

日本書紀は漢文で書かれているので、
中国の人にも読めますが、
古事記は、万葉仮名で書かれています。
万葉仮名は、日本語の音に合わせて、
一音一音に漢字を当てた表音文字なので、
文字だけを見ると意味が分かりません。

古事記はずっと昔から読まれてきた訳ではありません。
古事記の存在は知られていなかった書物で、
真福寺写本が発見されて、
江戸時代中期の国学者、本居宣長が40年かけた研究のおかげで、
今の私たちが読めるようになりました。

古事記なんて、難しそうと思って敬遠していましたが、
読み出してみると、どんどんのめり込んでしまいました。

日本の各地を旅行する際、伊勢や出雲など神社を訪れる際に
読んでおくと、「あ、この神様知ってる!」とか
「あの神話の関係のある場所なんだ」とか
楽しみも増えますよ。

古事記はいろいろ現代語訳の本がありますが、
こちらが読みやすく翻訳されていますのでおすすめです。

「現代語古事記 決定版  竹田 恒泰 」

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