お釈迦さまは、相手に応じて教え方を変えていた

東南アジアに伝わった上座部仏教ですが、
なぜ、「上座部」というのか、
本を読んだりして、知ったことをお伝えします。

お釈迦さまが悟りを開かれたあと、
その体験を、弟子達に教えていました。

その中には、悟りの体験へ弟子達を導くため、
いろいろな戒律を決めたそうです。

何か新しいことが発生した時には、
弟子達は、一つ一つ、お釈迦さまに聞けばいいのですが、
お釈迦さまが亡くなってからは、
指示を仰げないので、
会議で決めていかなければなりません。

お釈迦さまは、それぞれの弟子に合わせて、
いろんな言葉でアドバイスをしたそうです。
ある人には、「右」といい
ある人には「左」という感じで、
その人を悟りへ導けるように、
それぞれの人の状態に合わせ、表現を変えていたうえ、
自分の言葉を文章に残すことを
好まなかったそうです。

そこで弟子達は、
お釈迦さまの死後、定期的に集まり、
記憶を持ち寄って、教典としてまとめようとする
「結集」という会議を行なったそうです。

ところが、
お釈迦さまは弟子達それぞれに
違うことを言っていたため、
解釈の対立が起こりました。

続きは、次回・・・

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